投資を始めてみたいけど、いきなり個別株を買うのは不安って思っていませんか?
投資初心者にオススメなのは、「投資信託」です。
投資信託とは何なのか、分かりやすく解説していきます。
投資信託とは?
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、
運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資・運用する金融商品のことです。
運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配されます。
ファンドマネージャーが運用をしてくれるので、各企業の決算書などを確認する必要はありません。
投資信託の仕組み
投資信託は「投資信託運用会社」で作られ、主に証券会社、銀行、郵便局などの「販売会社」を通じて販売されます。
投資家から集められたお金はひとつにまとめられ、資産管理を専門とする「信託銀行」が保管します。
「運用会社」は集めたお金をどう投資するのかを考え、投資の実行を「信託銀行」に指図します。
投資信託は、販売・運用・資産の保管などの業務を行う、それぞれ専門の機関が役割を果たすことで成り立っています。
販売会社を通じて投資信託の申込金が集められ、運用会社は、運用の指図をします。
その間、投資信託に集まった資金は、信託銀行が「管理会社」となって保管します。
信託銀行は、その資金を自社の財産とは区別して保管・管理(分別管理)することが義務付けられているので、
仮に投資信託に関わるどの機関が潰れても資産は守られます。
投資信託のメリット・デメリット
【メリット】
1.少ない金額で購入できる
株を買おうとするとまとまった資金が必要になりますが、投資信託は少額から始めることができます。
証券会社にもよりますが、100円から始められる証券会社もあります。
2.分散投資ができる
株式や債券、リートなどのさまざまな資産や、複数の国・地域に分散投資することができます。
分散投資になるのでリスクは少なくなります。
3.キャッシュへの流動性が高い
投資信託は売却したいと思った時に売却できます。
売却ボタンを押してから4営業日くらいで自分の手元にお金が戻ってきます。
【デメリット】
1.元本保証がない
投資なので元本が必ず保証されているものではありません。
2.手数料がかかる
投資信託は様々な手数料があります。
買う時にかかる購入時手数料、保有している間にかかる信託報酬、売る時にかかる信託財産留保額などがあります。
3.短期間で大きな利益を得るのは難しい
投資信託は長期でコツコツ資産を増やしていくものなので、
「1年後倍になってる!」というようなものではありません。
4.売却益や分配金に税金がかかる
投資なので、利益が出た場合には税金がかかります。
ただし「NISA」という枠を使って買っていれば、非課税になります。
まとめ
投資信託は一獲千金を狙ったものではなく、とても地味に資産が増えていくものです。
現在販売されている投資信託の数はものすごく多いですが、
その中から良い投資信託を見極め、コツコツ積立投資をしていけば資産は増えていきます。
個別株よりリスクは低く、始めやすいので投資に興味を持ったらまず投資信託から始めてみましょう。