企業の株を買うには直接企業から買うのではなく、「証券会社」と「証券取引所」を通して買わなければいけません。
今日は「証券取引所」について勉強していきましょう!
証券取引所とは
証券取引所とは金融商品取引法に基づき、株式や債券などの売買取引を行なうための施設です。
私たち投資家が株式や債券の売買をしたい場合、証券取引所に直接発注するのではなく、証券会社を通じて注文します。
投資家から株式の売買注文を受けた証券会社は、その注文を各証券取引所に取り次ぎます。
証券取引所に送られた売買注文は、銘柄ごとに競争売買の原則に基づいて取引を成立させます。
取引所の種類
日本には東京、名古屋、札幌、福岡の4つに取引所があります。
- 東京証券取引所(東証)
日本でもっともメジャーな証券取引所であり、通称「東証」と呼ばれます。
2022年4月までは東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQに分かれていました。
2022年4月4日からは、新しい区分になり「プライム市場」、「スタンダード市場」、「グロース市場」の3つに分かれています。
プライム市場→グローバルな投資家と建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場
スタンダード市場→公開された市場における投資対象として十分な流動性とガバナンス水準を備えた企業向けの市場
グロース市場→高い成長可能性を有する企業向けの市場
- 名古屋証券取引所(名証)
中部地区が地盤の証券取引所です。
札幌証券取引所(札証)
名古屋証券取引所も新市場区分への移行に伴い、
市場第一部を「プレミア市場」、市場第二部を「メイン市場」、セントレックスを「ネクスト市場」へ名称を変更しました。
- 札幌証券取引所(札証)
2021年8月20日時点で56社が上場しており、そのうち14社は新興企業向けの市場であるアンビシャスです。
アンビシャスには、ダイエットで有名なRIZAPグループ(株)(2928)などが上場しています。
- 福岡証券取引所(福証)
2021年8月20日時点で107社が上場しています。
そのうち、18社が上場しているのは新興企業向けの市場であるQ-Boardです。
まとめ
取引所と聞くとどうしても東証のイメージが強いですが、名古屋や札幌、福岡にも取引所はあるんです!
地元企業が集まる投資家向けのイベントもあります。
私は名証IRに参加したことがありますが、IR担当者に今後の企業方針など直接聞けるのでとても面白かったです。
それぞれの市場を理解しておくと株取引もより楽しくなります。